2005年11月10日

映画 私にとっても『理想の女(ひと)』〜ヘレン・ハント

 もうすぐ終了になる予感がします。地味だし、所謂「オ文芸作品」ぽいからです。でも、観て損の無い作品です。どうか、明日にでも行って下さい。

 風景・衣装・小物・家具調度は勿論、内容も含めて美術品のような映画です。特に、美しいものを観たい方・不景気な現実から逃避して、ひと時貴族気分に浸りたい方・大人の女の色気を味わいたい方・仕事で疲れて結婚が益々遠のいているご同輩(女性)に、強くお勧めする作品です。

 原作は、オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」。私は映画終了後すぐ本屋に走って原作(といっても、新潮文庫の邦訳版)を読みましたが、元々室内劇として書かれている戯曲ですので、物足りません。映画の方が断然良いです。てか、日本語に置き直すと何か変!

 特にヘレン・ハントの成熟した大人の女性の色気・美しさが素晴らしい!撮影当時41歳で妊娠されてたというのに、あの体のラインの美しさったら無いです。日本の女優で彼女に匹敵する人が、果たしているだろうか? 彼女の役柄の生き方も素敵です。自分が好きなように生きてきたから、その代償も払い、きちんと責任を取ろうとする潔さも素敵です。でも、そんな彼女の魅力を理解出来る成熟した大人の男が存在する点も、「女は若さが全て」な日本では有得ない・・・と貰い手の無い身としては、泣けてきます。

 映画でのヘレン・ハントは少々年齢を強調した化粧なので、宜しければパンフレットの彼女のポートレートもご覧下さい。意外に若くてチャーミングです。

 「あぁ、どうせ売れ残るなら、あんな風に強く逞しく美しく生きて行きたい」、そう思わせるアーリン夫人(ヘレン・ハント)。私だけかも知れませんが。

 それにしてもパンフレット、2頁も割いて有名人の下らない寸評載せるんなら、映画の洒落た台詞抜粋して載せろよ!と思います。どうも、最近の映画パンフは中身が無さ過ぎます。DVD出たら買って、ゆっくり英語の洒落た言い回しを聞きなおしたい。良い映画です。

 映画「理想の女(ひと)」公式サイト http://www.gaga.ne.jp/goodwoman/
posted by りうこ at 23:16| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(1) | 映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

理想の女(ひと)
Excerpt: “魅力的な人には2種類ある。   全てを知り尽くした人と、     何も知らない人とだ。”                        ― オスカー・ワイルド ― 全く正反対..
Weblog: 映画とはずがたり
Tracked: 2005-12-16 21:40
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。